ワキブログ

リーダー論、銀行システム、健康、イラスト副業について気ままに綴ります。

タイムカードの導入する目的はサービス残業を撲滅させるため。でも、そうすると時間をかけられないため社員が育たない

タイムカードを導入すると人が育たない?

今更なのかもしれませんが、私の職場にタイムカードが導入されました。このタイムカード、タッチすると挨拶してくるんですよね。誰よりも大きな声で・・・(早速、設定で音量をOFFにしましたけど・・・)

 

残業時間削減のご時世の影響を受けて弊社も残業時間の上限がかなり低くなくなりました。超過してしまう場合は是正計画書の提出が必要になります。これがかなり面倒です。

 

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「残業するな、残業するな」と上からは言われますが、特に現場の環境は何も変わっていません。仕事量が減った訳でもありません。結局、上からの指示に耐えられるように現場が職場環境つくりを考えなければいけません。しかし、そんなすぐには今までの環境から変えることは出来ません。

 

加えて、最近は仕事の生産性を上げろ開発コストを押さえろ作業効率化を考えろ等で現場の業務を行うためには高いスキルと、ある程度の経験が必要になっています。そんな現場に配属する新規着任者や若手は高いスキルが求められ、与えられた作業を予定負荷以内で完了できるかチェックされます。

 

そして一番厄介なことが仕事はあるのに新規着任者や若手には難易度が高く、その仕事を任せることができない状況です。長く在籍している人たちは恒常的に忙しく、逆に新規着任者が空いてしまうという問題が発生しています。

これはお客さんからしたら仕事を均等に割り振ってほしいということになります。

 

新規着任者や若手の方に業務を覚えてもらうには、それなりに時間がかかります。しかし、作業効率化、開発コスト削減のため、その時間をかけることが出来ない状況です。

作業者は与えられた時間内で作業を終わらせようとします。人によっては時間超過した場合、その時間を計上しないでサービス残業を行います。その傾向は新規着任者、若手に多く見られます。

タイムカードはそのサービス残業を無くすためにはいい方法です。でも人は時間をかけないと育たないというのも事実です。

 

以上の理由により最近のご時勢は若手が育たない時代なのです。即戦力を欲しがるのはこういう理由なのです。

 

不満は意味がない

 前述は不満です。でもそれはお客さんに向けてではなく、上司に向けてでもなく、我が社の方針に向けてでもありません。この状況に単純に不満なだけです。要因は誰だというと分からないのです。ならこの状況を受け入れて、自分の置かれている現状で最善の策を考えて乗り越えていくしかないのです。

そのためには、職場のメンバー、お客さんと協力して、互いに助け合って、問題を解決していこうと思います。みんなと前向きに楽しく仕事ができれば、どんな問題が起きても解決できると思います。